ばおわー旅行記

自転車旅の備忘録

番外編 ナニコレ珍百景

というわけで今回の旅の道中でナンダコレ!?となった、あるいは妙に惹かれたものたちをご紹介します。

まずはこちら。由比から興津に向かう1号線を走っている時に見かけたコレ。

f:id:oh-my-gahhhhh:20170403220246j:plain

世界一列皆兄弟。ほぉ。ええこと言うやんけ。みんな仲良くせなあかんな。しかしこんなデカデカと、しかもごく普通の建物に掲げられてたもんだから物凄い存在感である。気になって調べてみるとどうやら天理教の分教会らしい。一列兄弟というのは天理教の教義において、世界中の人は皆神の子であり、他人という者はひとりもいない、ということらしい。

僕は各地のDEEPスポット巡りが趣味なので、宗教都市として超有名な天理市ももちろん行ったことがある。天理教教会本部は信者でなくても誰でも入れるので一度行ってみてください。(本当に懐の深い宗教である。)そして街全体も凄い。それはそれは東京にある某宗教団体のあの地とは比べ物にならないくらい凄かった。悪い意味ではなく、日常の暮らしに宗教が寄り添っている感じで、街の雰囲気も温かかったのを覚えている。何より特筆すべきが建物の荘厳さである。たとえばこれとか。

f:id:oh-my-gahhhhh:20170403220432j:plain

これとか。(何とこれは病院!)

f:id:oh-my-gahhhhh:20170403221252j:plain

こんな建物が街中いたるところにあるもんだから凄い。それに比べてこの世界一列皆兄弟は何ともチープだなぁ。もっとド派手な建物にしてもええんちゃうかな?

皆が仲良くなれる世界はいつ訪れるんだろう。訪れないかもしれないな。その時は僕がぷいにゅ教を立ち上げよう。(世界一列皆ぷいにゅ)

続いてはこちら。愛知県で見つけたパーラー大学院。

f:id:oh-my-gahhhhh:20170403221418j:plain

これなら
「ちょっくら大学院いってくらぁ!」
「あら、勉強頑張ってらっしゃい!」
てな具合で気兼ねなくパチンコ打てる。パチンコ打ったことないけど。
実は18切符で帰ってる時、なんと「パーラー大学」も発見してしまった。(愛知県では有名なのか?)どうやら合格していたらしい。おめでとう。今度はパーラーポスドクとかになってたらどうしよう。

さて今度は犯罪防止のポスター。

f:id:oh-my-gahhhhh:20170403221540j:plain

「オレは」
オレは。私は。拙者は。小生は。僕は...

ƸӁƷ •*¨*•.¸¸♬

ダレ...?

ƸӁƷ •*¨*•.¸¸♬


伊賀市を抜けて山道を走っていたらこんな注意書きが。

f:id:oh-my-gahhhhh:20170403222134j:plain

うん。捨てないよ。ずっと一緒だよ。幸せにするよ。(ナデナデ)


次はこれ。

f:id:oh-my-gahhhhh:20170403222317j:plain

これは香川でF旅の宿までの道中で見かけたものだけどナンダコレ...怖すぎる。案山子?と思ったが周りが田畑じゃないし...たぶん地元の小学生かなんかの作品を飾ってるのかな...にしても狂気を感じる。円谷プロ顔負けだな。。。

さて続いては恒例?のラブホシリーズ。
ラブホには時折とんでもない文学的センスを持った名前を持つものがあるから楽しい。奈良にあるラブホの名前としては、

・べんきょう部屋
何をべんきょうするんでしょうねぇ
・ola ola
(オラオラ!何のかけ声なんでしょうねぇ
・森の小人
何のメタファーなんでしょうねぇ

とかが記憶にある。というわけで今回の旅でも面白いものがないか探していた。

例えば掛川までの山の途中で突如あらわれたこちら。

f:id:oh-my-gahhhhh:20170403221847j:plain

あ...きら綺羅。
これは凄い。本当に凄い。今まで色んなラブホの名前を見てきたけど、こんな清涼感のある美しい名前は初めてだ。山の途中にあって周りは大自然だからとてもしっくりくる。「あ...」の部分が持つ奥行きがまたなんとも艶めかしい。谷崎潤一郎賞とかあげてもいいと思う。きっと二人の世界が紡ぎ出す煌めきは夜空の星より輝いているのだろう。クヌッ!クヌヤロ!

こちらは三重県で見つけたラブホの看板。

f:id:oh-my-gahhhhh:20170403221923j:plain

ミンクスってよくわからないが、それより「かいちゃん みにきてネ!」て何。てか、かいちゃんって誰。こんな看板を作ろうと思った人の思考回路が見てみたい。

最後はこちら。

f:id:oh-my-gahhhhh:20170403222547j:plain

これは故郷への旅ではなく実際には奈良から神戸にいく途中にあったものだけど。オバマさんもびっくりである。wの文字がなんともいえず風流だなぁ。

 

というわけで、ナニコレ珍百景でした。何でもない風景の中にも、かつて誰かが手をかけ、なんらかの会議やらで検討を重ね、こうして実際に形に残っている。そのこと自体が、名もなき人間の確かな人生の営みを垣間見れたようで、僕は嬉しくなる。ということです。

おしまい。