ばおわー旅行記

自転車旅の備忘録

愛車・装備品紹介

お久しぶりです。ばおわの伝道師ぷいちゃです。最近自転車がいろんな界隈でブームの兆しなので僕も乗っかってみよう!自転車だけに!ということで今回は僕の愛車と装備品をご紹介します。(旅行記とは直接関係ないけど)なんかの参考になれば幸いです。

まずは愛車!のふえぇ君!

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本当にいつみてもかっこいい。ARAYAのFederal 2017年モデルだからふええ君と名付けてみますた。ふえぇ。これはいわゆるロードバイクとは違い、ランドナーと呼ばれる旅専用の自転車である。ランドナーといってよいのかはわからないけど、少なくともランドナー風の自転車であることは間違いない。かつての隆盛を陰にひそめ、ほそぼそと生き続けている、古き良き自転車である。ロードバイクとの大きな違いは、タイヤが700cではなく26×1-3/8(ママチャリと一緒の規格)、泥除け標準装備、フレームがクロモリ(鉄)などで、速さを重視するロードに比べてより旅に適した自転車といえる。こんだけチャリ好きなのに、実はまともな自転車を持ったのはこれが初めてだから、正直材質の違いとかはよく分からない(爆)。だけど、僕が自転車を選ぶにあたってどうしても譲れないことがあったので、それを伝えられたらなと思います。

そもそも僕は小さいころから自転車でどっか遠いところに行くのが大好きで、暇さえあればお寺を巡ったり(奈良だから)、天皇陵を巡ったり(奈良だから)、鹿に会いに行ったり(奈良だから)してた。特に理由はなくてもふらっと知らない街へ行ってそこの日常に溶け込んだふりをするのが好きだった。それは北海道に住んでた時もそうで、大学を辞めることを決意したときは、せっかく北海道にきたんだからなんか爪痕を残していこう!ということでチャリで北海道を巡る旅をしていた。(旅といっても札幌~小樽~長万部~函館~室蘭~苫小牧~札幌というこじんまりしたものだけど。)その時はいいチャリを買うなんて考えは微塵もなくて、バイト先の焼き鳥屋の常連さんにもらった普通のママチャリ(3段変速)の後ろに寝袋とテントを括り付けただけのなんともお粗末な装備で行ったものだ。しかも初日に小樽で寝袋を落としてしまって、結局ホームセンターで買ったフリース素材にくるまって寒さをしのいでいたのも今となってはいい思い出である。(思い出は美しすぎて♪)僕にも19歳ラストティーンという若い時代があったのである。

話がそれたけど、要するに僕は旅が好きなんだろうと思う。え?自転車カンケーないって?た~しかし!だけどやっぱり18きっぷとかの電車での旅はちょっと違う。車やバイクでの旅とも違う。文明の利器を使った旅もいいけど、中高と陸上部で鍛えられたスポ根魂が「ちーがーうーだーろー違うだろ!」と叫んでいる。親にもらった自分の足でいろんな所へ行きたいのだ。かといって徒歩だとプリミティブすぎるし時間がかかる。ということでいい塩梅のチャリというわけだ。チャリならそこそこのスピードも出るし自由度も高いしちゃんと自分のカラダもいぢめられる。というか陸上とかチャリ旅とかはドMにしかできないと思う。僕はたぶんドMなんだろうなあ。

で、そういう旅をするにあたって、さすがにママチャリでは限界があるから、それなりの相棒が欲しくなったわけである。そこで目を付けたのがランドナーだったのだ。僕と同じで、長い旅の間にいぢめられ続けてもずっと前を向いて耐えてくれる、そういう自転車でなければいけない。それはロードバイクではできないことなのだ。確かにロードのようにタイヤが細くて、軽くて、スピードもでて、スタイリッシュなカッコよさに惹かれることもあるけど、違う、そうじゃない。タイヤも太くて、泥除けとかもっさりしてて、動きも鈍重で不器用で、それでも、一途にまっすぐ進み続けるランドナーでなければいけないのだ。それは譲ることのできない男の美学であり、ロマンなのだ。それに応えてくれて、しかもコスパのいい自転車を探しているときに、僕は出会ってしまった。それは雷に打たれたような、まさに電撃的な邂逅であった。君は自転車界隈ではその存在を忘れられつつあり、今ではすっかり片隅に追いやられてしまった。でも僕は、君の赤く燃えるような情熱を、その細いクロモリフレームにしっかりと感じることができた。ふえぇ君。君に決めた!

 

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変速がこんな感じでハンドルから手を放して操作するダブルレバーである。フーッ!イかすね~。

 

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見よ!この(ほぼ)水平な(ほぼ)ホリゾンタルフレームを!ふつくしい

 

というわけで自転車選びになんも参考になりそうにないことをつらつらと書きました。が自転車というのはあくまでも手段なので、各々の目的に合った自転車を選べば、それが一番の相棒になるんじゃないかな!

さて、旅をするにあたっては荷物を積むことができるキャリア(荷台)が必要である。いろいろネットで調べてみたが、僕のランドナーに対するイメージがもう出来上がってしまっていたので、フロントキャリアは日東キャンピー一択だった。(16000円…高い)リアキャリアもキャンピーでそろえたかったけど、予算がなかったのとそんな荷物詰むほどの長旅をすることはそうないだろうなということでナシ。そして荷台に積むバッグも、オーストリッチの帆布のサイドバッグと決めていた。やはりクラシカルでオールドスタイルのランドナーにはこれが似合う。利便性とか防水性を考えるともっと機能的なサイドバッグはいっぱいあったけど、違う、そうじゃない。そもそもチャリ旅なんて酔狂でやるものだから、多少の不便などどうでもいいのである。実際使ってみると確かに取り外しはクソ面倒だし雨降ったら中までグチョグチョ()だし厄介な奴である。でも防水なんてZIPロックで十分(自衛隊でもそうしてる)だし、取り付けがめんどくさいのはこれも旅の一興だと思えば別に気にならない。

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キャンピーを選んだのも、このサイドバッグを使うことを前提としていたからだ。このサイドバッグは横長なので、スタイル的にあんまり高い位置で取り付けると変だし、何より重心が上のほうに来ると走行が安定しない。ということで、低い位置に荷物を取り付けられるキャリアを考えると、もうキャンピーくらいしか選択肢がない。値段が高いから他のメーカー(ミ○ウラとか)ももっとこういうのでコスパいいのだしてほちい。

サドルバッグももちろんオーストリッチ帆布バッグ。これだよ!これ!これを取り付けるのに使うのが、VIVAのバッグサポーター。ただこのバッグサポーターには致命的な欠点があり、溶接部の耐久性が弱い。耐荷重3kgってあるけど全然耐えてくれない。1500kmくらい走った段階でポキっと折れてしまった。そもそもサドルバッグはサドルにぶら下げるもので、このサポーターはそれを支えるくらいの使い方をしていたのだけれど、やはり旅をする上ではちょっと心もとない。だけどこのVIVAバッグサポーター、オーストリッチのサドルバッグと相性が抜群で、見た目もシャープでなかなか気に入ってるんだよなあ。何より輪行の時に邪魔にならないのがうれしい。リアキャリアを付けてその上にサドルバッグを置いてもいいけど、見た目がカッコ悪いし輪行の時邪魔になりそうでなかなか踏み切れない。うーん、とりあえずはVIVAを使い続けて折れたら交換って形になるかなあ。もっと耐久性のあるのをどっかのメーカーがつくってくれないかなあ。(ミ○ウラとか)

言い忘れてたけど、なんでリアじゃなくてフロントにキャリアつけるの?って思うかもしれないけど、理由は単純。そっちのほうがカッコイイからです。特にランドナーの場合は。絶対。異論は認めない。

フロントキャリアも付けたし、あとはオーストリッチのフロントバッグが欲しい!もちろん帆布のやつ!ところがふええ君は補助ブレーキが標準でついており、これが邪魔でフロントバッグを取り付けるのにいろいろ工夫が必要らしいので、ちょっと手を付けかねている。補助ブレーキを外してしまえばいいだけなのだけど、この補助ブレーキがなんとも便利なんだなあ。見た目カッコ悪いっちゃ悪いけど、それを補って余りあるくらいには便利だし、何より安全である。チャリ乗ってると何度か死にかける(あるいは殺しかける)ことがあるので、安全に関するところはちゃんとしていたい。うーん。どうしたもんかねえ。まあそのうち自分なりのスタイルを確立してく中で決めていこう。

で、僕は街中でも気軽に自転車を停めてふらふらしたいので、センタースタンドを付けている。ロードにスタンド付けるのは邪道らしいけど、これはランドナーなのでもちろんつける。これなしではちょっと旅はきつい。旅はずっと走り続けるわけではないので、ちょっとお店に入ったり、景色のいいところで降りて写真を撮ったり、そういうこまごましたところでスタンドは超便利なので絶対必要だと思う。まあなくても何とかはなるけど。

メインの装備品はこんな感じです。他にもいろいろあるけど、深入りしてマニアックなこと書いても面白くないのでこの辺で終わります。参考になったかな?ぷい?もし面白いかも!と思ったらぜひ自転車を始めてみてください。きっとそれぞれの面白さが見つかると思います。一緒に風になりませんか?

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